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赤司千恵

研究内容

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私の研究課題は、遺跡から出土する大型植物遺存体(植物の種子や実など)を用いた西アジアにおける植物利用の変遷です。農耕起源については厚い研究史がありますが、その伝播についてはまだまだ研究途上です。2009年から参加しているアゼルバイジャンでの新石器遺跡の調査では、コーカサスという北方地域への農耕拡散を研究しています。また、初めて参加した西アジアでのフィールドワーク地であるシリアの、青銅器時代の農耕や土地利用についても研究しています。また、これまで文献に頼るしかなかった、中世の中央アジアにおける食文化についても、植物考古学的な資料を用いてアプローチしています。

略歴

2002-2006 早稲田大学第一文学部
2006-2014 早稲田大学大学院文学研究科
2008-2010 日本学術振興会 特別研究員(DC)
2011-2012 東京文化財研究所文化遺産国際協力センター アシスタント
2012-2014 早稲田大学文学学術院 助手
2014- 日本学術振興会 特別研究員(PD)(受入:東京大学総合研究博物館)

主な著作

  • Kadowaki, S., Maher, L., Portillo, M., Albert, R. M., Akashi, C., Guliyev, F., Nishiaki, Y. (in press) “Geoarchaeological and Palaeobotanical Evidence for Prehistoric Cereal Storage in the Southern Caucasus: the Neolithic Settlement of Göytepe (Mid 8th Millennium BP).” Journal of Archaeological Science
  • Nishiaki, Y., Guiliev, F., Kadowaki, S., Arimatsu, Y., Hayakawa, Y., Shimogama, K., Miki, T., Akashi, C., Arai, S. and Salimbeyov, S. (in press) “Haci Elamxanli Tepe: Excavations of the Earliest Pottery Neolithic Occupations on the Middle Kura, Azerbaijan, 2012.” IN: Archaologische Mitteilungen aus Iran und Turan.
  • Akashi, C. (2011) “The Subsistence and the Plant Use in Tell Ghanem al-Ali: Early Bronze Age Syria.” Al-Rafidan 32: 105-110.
  • 赤司千恵 (2014) 「植物遺存体資料からみた、西アジアとその周辺の新石器時代における穀類(皮性/裸性)の選択」 『古代』134号,1-20頁
  • 赤司千恵 (2013) 「植物遺存体からみた土地利用―テル・ガーネム・アル=アリの場合」『ユーラシア乾燥地域の農耕民と牧畜民:考古学, 民族学, 文献史学の視点から』大沼克彦編,六一書房,148-158頁.
  • 赤司千恵 (2012) 「シリア前期青銅器時代のテル・ガーネム・アル・アリ遺跡におけるステップ利用の拡大」『早稲田大学文学研究科紀要』57輯,83-95頁.
  • 赤司千恵 (2012) 「テル・ガーネム・アル・アリ遺跡の調理施設と燃料―炭化植物遺存体分析からの視点―」『西アジア考古学』13号,49-62頁.

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フローテーション(トルコ、サラート・ジャーミィ・ヤヌ遺跡にて)

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植物遺存体(シリア、テル・ガーネム・アル=アリ遺跡出土)